金継ぎ コップ 湯呑み

コップ、湯呑みの金継ぎを紹介します。特に多いのがコップの取っ手が取れた物です。この場合、金継ぎや銀継ぎ又は取っ手を削り湯呑の様にすることが出来ます。取っ手に関する説明は事例集一番下に詳しく載せてあります。金継ぎをした部分にも口を付けることが出来ます。

上記に写真、下記に金額、修理内容を載せています。

1月1日に発生した地震での建物、お預かりのお品の被害はないで普段どおり金継ぎ作業が出来ています。

afterの写真のみ拡大可能です

割れたコップ
割れたコップに金継ぎ

金継ぎ 消し金仕上げ  料金11000円ほど  期間~4か月

写真のように全体的に割れました。器の厚みがあり接着も強力につきますが取っ手が割れているため修理後は取っ手を持ち使えなくなります。取っ手に指を通しカップ部分を握るようにしてお使いください。

取っ手の修理に関して3パターンご用意しています。 取っ手の修理を詳しく見る


割れたコップ
割れたコップに赤漆仕上げ

種類 ベンガラ漆仕上げ  値段16000円ほど金継ぎの場合はこれよりも高いです 期間~6か月

東京のお客様からの依頼で、赤茶色の焼き締めの湯呑です。バラバラに割れていたので金継ぎでは派手になりすぎて器の雰囲気が損なわれると思い渋めのベンガラ漆を作り仕上げました。金継ぎよりも表面強度が強いのが特徴です。接着強度は金継ぎ等とすべて同じです。

 


割れた湯呑み
金継ぎの湯呑み

金継ぎ 消し金使用 料金 6800円 期間 ~3ヶ月   東京のお客様の厚みが薄い湯呑みですが、金継ぎ後使用は可能です。釉薬が付いている部分とザラザラした部分があっても問題なく直せます。器の厚みが薄いですが金継ぎ後も食器としてお使いできます。


ひび割れ
ひび割れのカップに金継ぎ」

金継ぎ 消し金仕上げ 値段6000円ほど  期間~4か月

割れてはいませんがヒビが入ったカップの金継ぎ依頼が来ます。ヒビの外側に溝を作り漆を入れて強度を増し漏れをふさぎます。内側のヒビは縁から3cmくらいまで内側に入った部分で金を止めます。理由は内側すべて金継ぎをすると金の上に茶渋など付見栄えが悪くなるためです。


割れたコップ
割れたコップに金継ぎ

金継ぎ 消し金仕上げ  値段8000円ほど(ヒビの長さにより変わります) 期間4か月ほど

コップや湯呑の代表的な割れ方です。そして金継ぎ等の直した模様がいい景色になる割れ方です。このように割れる場合は見えにくいですがほとんどの器にヒビが伸びています。織部の緑に金が生えます。


割れた湯呑
割れた湯呑に金継ぎ

金継ぎ 消し金使用  お値段 10000円ほど  期間~4か月

同じ割れ方でも土物(特に釉薬が付いていない素焼きなどの器)は時間が多くかかります。理由は漆のシミが付きやすく一度ついた漆は取り除きにくいため錆漆はなるべく少なくして作業するためです。


割れたコップ
割れたコップに金継ぎ

金継ぎ 消し金仕上げ  お値段 7000円ほど  期間 3ヶ月ほど

マグカップが割れた時は取っ手が無事か確認します。取っ手が割れた時は3つの方法から直します。①普通の金継ぎ②補強の金継ぎ③取っ手を削る。です。写真のような割れ方でしたら接着面が広いため①の方法で修理できます。

 


割れたコップ
割れたコップに金継ぎ

金継ぎ 消し金仕上げ  値段 4800円ほど  期間 ~3ヶ月

カップの縁がうろこ状に薄く欠けた状態です。ここまで大きいと欠片は使いますが薄く小さい欠片は使わずに漆で盛り上げます。

 


割れた湯呑み1
銀継ぎの湯呑み

継ぎ 消し銀使用 料金 8800円 期間 ~4ヶ月  福岡県のお客様の土物の湯呑みです。金継よりも涼しげな銀継にしてみました。銀は徐々に渋くなってきます。



ヒビの器です。写真が撮りにくいため両方ともに仕上がりの写真を載せています。欠けた時に生じたヒビが内外に入っています。ヒビのある器の場合、内側の金継ぎを途中で止めることが多いです。理由は茶渋が付くためです。

詳しくは 器のヒビについて ご覧ください

金継ぎ 消し金使用  料金 6000円  期間~3か月ほど


割れたコップ
割れたマグカップに金継ぎ

金継ぎ 消し金使用  料金 9000円ほど 期間~4か月ほど

この割れ方も、一つ上のコップと同じで本体にヒビが入っています。なぜ内側のヒビを全て直さないか?

理由は金継ぎの上から茶渋などが付き汚れが目立つからです。修理をしないことにより茶渋が付いた内側だけ漂白剤を入れることができます。


カップ
金継をしたカップ

金継ぎ 消し金使用  値段 4000円  期間 ~2ヶ月

緑の器と金継ぎはとても映えると思います。縁が欠けていますので錆漆で盛り上げて消し金仕上げで直しました。

割れた蕎麦猪口 に金継ぎ

金継ぎ 消し金仕上げ  値段  10000円ほど  期間 ~4か月

東京からのご依頼です。大きく半分に割れて片方がバラバラになりました。色味も金が映える色味です。

接着の順番を間違えないでつけていくときれいにできます。このくらい割れていても修理後はお使いできます。


割れたコップ
割れたコップに金継ぎ

金継ぎ消し金仕上げ 値段 14000円ほど  期間5か月ほど

かわいい絵柄のコップで金継ぎしかないかなと思いました。縁にも金彩があり金が映えます。薄いため接着には気を付けます。修理後はまたお使いできます。


割れたカップ
割れたカップに金継ぎ

金継ぎ 消し金使用  値段 10000円  期間 ~4ヶ月

器の色を見ましてプラチナと金で迷いましたが金で仕上げました。持ち手が広いので持ち手の中に手を入れてカップを持ちお使いできます。陶器の飴釉薬の色が漆直しの溜色と似ていますので漆直しでも面白いです。


カップ
金継ぎのカップ

金継ぎ 消し金使用 料金 4800円 期間 ~2ヶ月   コップのサイズに対して持ち手の接着面積が狭いために強度が心配なために削りました。修理後は強度を気にせず使えます  取っ手の修理方法はいくつかあり詳しくは「取っ手が割れた時」を見てください


割れた湯呑みに金継ぎ

金継ぎ 消し金使用  料金 9900円 期間 ~4ヶ月  表面が少し金属光沢のある湯呑みです。触った感じ少しザラザラしています。器に銀彩がしてありましたが金継ぎで仕上げました・


取っ手割れコップ
銀継ぎの取っ手

継ぎ 消し銀使用 料金 5800円 期間 ~2ヶ月   こちらは持ち手を銀継で直しました。金継ぎ、銀継ぎ

強度はどちらも同じです。 このように普通に金継や銀継ぎをした場合は強度の問題で取っ手をもって使用できなくなります。お使いの際はカップを持ちお使いください。取っ手の修理方法はいくつかあり詳しくは「取っ手が割れた時」を見てください


割れた湯呑み
割れた湯呑みに蒔絵直し

蒔絵直し 黒地に金で青海波  料金 20000円ほど  期間~5ヶ月半

萩焼の湯呑みに蒔絵直しをしました。初めにかけた部分を漆で盛り上げ黒漆を塗りベースを仕上げます。

その後蒔絵で細かい波を書きます。


割れたコップ
割れたコップに漆直し

漆直し 青漆使用 料金 9000円  期間~4ヶ月   器の色が青系でしたので青漆を選択しました。金継ぎもいいですが同系色なので違和感がないかなと思います、表面強度は金や銀など金属系よりも漆だけの方が強いです


割れたコップ
直したカップ

漆直し 溜漆使用 料金 5800円 期間 ~3ヶ月   陶磁器の修理は金継ぎなど金属の粉を使う方法と漆だけで直す漆直しがあります。漆直しの色は大体5色ほど対応できます。


縁欠け湯呑み
縁の金継ぎ

金継ぎ 磨き金使用 料金 10000円 期間 ~4ヶ月   東京のお客様の湯呑みです。金継ぎで使う金の粉は二種類あります。消し金と磨き金です。磨き金は金の量と工程が多いので消し金よりも割高になります。金の層が厚い分美しい金の光沢が得られます。

 


割れコップ
湯呑み金継ぎ

金継ぎ 消し金使用 料金 9500円 期間 ~3ヶ月   金継ぎの色が合う器だと思います。表面がザラザラした感じの釉薬は消し金の方がきれいになります。


 

取っ手を補強して取っ手持ち使うことも可能です

コップの取っ手は普通の金継ぎをした場合修理後、取っ手を持って使えなくなります。そのため補強をして持って使えるようにすることができます。写真のように金継ぎ部分が帯状になります。金のほか銀プラチナ、色漆での仕上げができます。お値段は割れた程度にもよりますが、7700円から9900円ほどです。詳しくは

「取っ手が取れた時」をご覧ください


カップの取っ手が取れた時は?

マグカップやカップ類の金継ぎ修理等で多いのは取っ手が取れてしまったご依頼です。

特に洋風のカップ類は持ち手が小さいさく、接着面が少ないため金継ぎをした後、持ち手を持っての使用は安全を考えてお勧めしていません。 デザインのバランスにより取っ手を付けて金継ぎをした場合はカップ部分を持ちお使いください。

また、金継ぎをしたことに気づかず、持ち手を持ってしまいそうという方には、持ち手をキレイに削る方法も出来ます。下記の写真の様にバランスを考えて違和感のない部分まで削ります。  断面は金や銀、プラチナの色が入ります。 削ることにより小鉢などとしてもお使いできます

奥が金継ぎ、手前が削る方法で直しました。
奥が金継ぎ、手前が削る方法で直しました。

また、このように割れた場合はあえて取っ手上部を残す方法


写真の様に取っ手上部が少し残っている場合は、取っ手の下だけ削り上部は残すことも出来ます。

上部だけを金継ぎすることにより指が引っ掛かり少し安心感があります。

お値段の目安は税込み5000円から5800円です。使う素材(金や銀などによりお値段は変わります。)

修理後も取っ手を持ち使いたい場合は

割れた部分をつなぎ合わせて金継ぎ等の方法で直した場合どうしても強度の面で不安が残ります。

その場合はギブスの様に補強をして直すことも出来ます。金継ぎの幅がどうしても太くなりますが強度は強くなります。補強の感じは下記の写真のような感じです。

白い取っ手に銀継ぎ
白い取っ手に銀継ぎ
太めの取っ手に金継ぎ
太めの取っ手に金継ぎ

補強のお値段の目安は税込み6500円~9900円ほどです。(割れたパーツや仕上げの素材により金額が変わります。)

依頼時に多くいただいた質問集もよければご覧ください 詳しくはこちらから


ご依頼方法からお支払いの流れ

①受け付けは 電話、メール、 LINE,または工房に持ち込みで受け付けています。

②お見積もりを出します。器の種類、割れた様子を教えてください。連絡先、メールフォームは下記にあります。

③お見積もりで宜しければ十分梱包してお送りいただければと思います

④修理完成後にお支払いになります。お振込み確認後発送になります。

 

 


金継ぎお見積もり、お問合せは下記よりお願いします。

お問合せ時に4点教えて下さい。

①器のサイズ、器の種類(お皿、お茶碗、花瓶など) ②割れた欠片の数 例)3×3cmが3個と1×1cmが2個など ③ヒビの有り無し ④器に対して何割ほど割れているか? 例) 割れている部分は全体の4割ほどです。等

 

写真を送られる場合) メールフォームからはお送りできませんので、こちらから返信したメールにお送りいただくか、お手持ちの携帯にkae94baru55@gmail.comを直接ご入力いただきお送りいただければと思います。

 

お問合せ 

 

☎ 0761-78-0252  又は携帯 080-1956-1983

 

メール kae94baru55@gmail.com

 

〒 9220103 石川県加賀市山中温泉長谷田町り-313-2

 八木茂樹 まで

 

 

 

金継工房 八木茂樹

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金継ぎ、銀継ぎ、漆直しをした器をスライドでご覧いただけます。

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